映画の感想

【感想】映画「エターナルズ」桁違いのスケール感でした

こんにちわ、キョロスケです。週末は映画館に通い、週に2、3本のペースで新作映画を鑑賞することを趣味としている会社員です。

小松左京さん作の「果てしなき流れの果に」(1966)というSF小説があります。本作は、今ではメジャーとなったタイムリープの要素が組み込まれています。

しかし、超える時間は数年単位といった規模ではなく、遥かな未来から遠い過去までに広がっています。何故、そんな大きな単位で主人公たちは時間を超えるのか?

その先に何があるのかと、この小説を読んだ時に、今までに出会ったことのない世界観、スケール感に大変な衝撃を受けた記憶があります。

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今回は、そんな名作「果てしなき流れの果に」にも負けない位、大きなスケール感で展開される作品「エターナルズ」の感想です。

記事の前半は、あらすじ、登場人物や見所など、後半は、本作の感想を記載しています(感想は、ネタバレを含む場合がありますので、ネタバレNGの方はご注意下さい)。

あらすじ/STORY 

「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、始まりに過ぎない──

地球に新たな脅威が迫るとき、7000年にわたり人智を超えた力で人類を密かに見守ってきた、10人の守護者がついに姿を現す。

彼らの名は、エターナルズ。だが、地球滅亡まで残された時間はたった7日。

タイムリミットが迫る中、彼らは離れ離れになった仲間たちと再び結集し、人類を守ることができるのか?

そして、彼らを待ち受ける〈衝撃の事実〉とは…アベンジャーズに次ぐ、新たなヒーローチームの戦いが始まる!

(公式サイト(https://marvel.disney.co.jp/movie/eternals.html)より引用 © 2021 MARVEL)
https://www.youtube.com/watch?v=fD-o-cWOB-U
予告編(YouTube) © 2021 MARVEL

登場人物/キャスト/CAST 

セルシ(ジェンマ・チャン):誰よりも人間を愛し寄り添う戦士。[能力]物質の自由な変換。強烈な個性を持つ《エターナルズ》をまとめる中心メンバー。人類に深い愛情を抱き、現在は博物館で働きながら、人間と地球を見守り続けている。チームのメンバーでもあるスプライトと共に暮らし、人間の男性デインと交際中だが、かつては同じチームのイカリスと恋人関係にあり、数世紀に渡って彼のことを愛し続けている。

イカリス(リチャード・マッデン):エターナルズ最強のクールな戦士。[能力]高速飛行・目から放つレーザービーム。高潔でカリスマ性があり、チームの先頭を走る存在で責任感も強いが、任務に対する想いの強さから仲間としばしば衝突する。セルシとは恋人同士だったがある事情から別れて暮らすようになった。しかし、人類に危機が迫り、セルシ、スプライトと共に《エターナルズ》を再結集させるために行動する。

セナ(アンジェリーナ・ジョリー):戦いを愛する危険な闘士。[能力]思い描いた武器の具現化。誰よりも戦うことを愛し、熾烈な戦場のほうが平穏な場所よりも心が落ち着くと語る。再び訪れた人類の危機に冷淡な態度を見せるものの、世界各地に散らばっていたチームに合流する。他者に心を開かず、時にチームメンバーにも不愛想だが、ギルガメッシュだけには心を許し、何世紀にも渡って友情を築いてる。

ギルガメッシュ(ドン・リー/マ・ドンソク):エターナルズ随一の怪力を持つ豪傑。[能力]拳のパワー強化。《エターナルズ》の中で最も力が強く、コズミック・エネルギーを拳にまとい強化し闘う。かつての《ディヴィアンツ》との戦いでは死闘を繰り広げ、その圧倒的な強さはいまも伝説として語り継がれている。その一方、チームの中で最も心優しい人物として知られており、《エターナルズ》の良心的な存在でもある。

エイジャック(サルマ・ハエック):冷静沈着なエターナルズのリーダー。[能力]あらゆる生命のヒーリング。人類の脅威《ディヴィアンツ》から守るために《エターナルズ》を集め、太古の時代から現代まで常に地球と人類を見守り、彼らが無事に暮らせるように活動してきた。チームの精神的な支柱として存在し、実際に彼らを導く唯一無二のリーダー。

ファストス(ブライアン・タイリー・ヘンリー):エターナルズの頭脳を担う発明家。[能力]驚異的な科学技術。自由に使用できる素材があれば、想像するものは武器であれ、道具であれ、何でも作り出すことができる。自身の発明の才能を用いて、数千年に渡り人類のテクノロジーや技術の進化、発展をそっと後押ししてきた。家族との平穏な暮らしを望んでいるが、差し迫る危機に再びチームに戻ることになる。

キンゴ(クメイル・ナンジアニ):映画スターの顔を持つ陽気な戦士。[能力]指先から放つレーザービーム。チームで最も陽気な性格を持つメンバー。何世紀にも渡って目立ちたい、有名になりたいという願いを抱き続けており、現在はインド映画界“ボリウッド”で大スターとして活躍中。《ディヴィアンツ》の脅威が迫ってきたため、“スターとしての暮らし”を捨て、再び《エターナルズ》に参加する。

スプライト(リア・マクヒュー):見た目は子供の天才戦士。[能力]変身と幻影の発動。本物に見える幻影を生み出し、姿を自由自在に変化させることのできる能力をもつ。12歳の少女のような見た目から数千年に渡って人間たちから“子ども扱い”されており、そのことで孤独や疎外感を感じているが、実はそのパワーは強大で《エターナルズ》の中でも一、二を争う明晰な頭脳の持ち主。いまはセルシの姪として共に暮らす。

マッカリ(ローレン・リドロフ):全宇宙最速の足を持つ戦士。[能力]神速の脚力。驚異的な速度で移動できる彼女は、宇宙のありとあらゆる空間を移動して調査を続け、地球も隅々まで調べ尽くした。《ディヴィアンツ》との戦いの後、地球にとどまることになり、古代都市バビロンの宇宙船に潜みながら、他の惑星をさらに探査したいという夢を抱き続けている。地球に関する豊富な知識を持つ。

ドルイグ(バリー・コーガン):人類への愛を失った一匹狼。[能力]マインドコントロール。かつてはチームと共に《ディヴィアンツ》との戦いに身を投じるも、自分たちと人類との関わり方、関係性に疑問を抱いている。アマゾンの奥地に暮らし、数千年に渡って他のメンバーとの交流を避けてきた。《エターナルズ》ではあるが、その関係は現在のところ途絶している。再び訪れた危機に、彼は人類を守るのか…

アリシェム:プライム・セレスティアル(第一天界人)。宇宙に最初の太陽を創出し、他のセレスティアルたちを従える。 捕食種であるディヴィアンツの脅威から人類を守るためにエターナルズを地球に遣わす。

(公式サイト(https://marvel.disney.co.jp/movie/eternals.html)より引用 © 2021 MARVEL)

作品の見どころ 

・不老長寿のヒーロー達

「エターナルズ」に登場する彼ら彼女らは、人間が文明を獲得し始める7000年前から地球に登場し、ヴィランであるディヴィアンツから人間達を保護しています。

そんなエターナルズが、現代までどこでどのように人間達と生活していたのかということが、美しい街並みや風景とともに描写されています。

また人間達と暮らす中で、エターナルズ達が人間達を守ることから、別のことに徐々に変化していく様子も興味深いです。

ここでは詳しくは書けないですが、彼らの神であるセレスティアルズやエターナルズ、そして彼らの敵であるディヴィアンツ達の関係性もスケール感が大きくて観ていて面白かったです。

そして、個性的なメンバーが揃っているエターナルズとディヴィアンツとの戦闘シーンは、いつものマーベル作品どおり迫力満点で楽しく見れること間違いなしです。

感想(以下、「ネタバレ注意」) 

・永遠に繰り返される?

エターナルズは、セレスティアルの卵が植え付けられた惑星で文明を持つ種族の守護を任され、 “出現”の日に惑星とともに死ぬこととなります。

そして、アリシェムにより複製?生成?されたエターナルズが別の卵が植え付けられた惑星の守護を任される流れです。

このように不老長寿のエターナルズは、死ぬことがあっても、彼ら彼女らの任務はアリシェムにより永遠に繰り返されるという構成とタイトルであり彼らのチーム名と掛けられている構図が面白かったです。

・セルシとイカリス

長い年月を恋人として連れ添ってきたセルシとイカリスですが、作品冒頭でセルシには人間の恋人デインがいることが分かります。

エターナルズの真の任務を知ってしまったイカリスと人間への愛を優先するセルシとどちらの気持ちや考えも共感できる部分があるので、二人が決別し対立する当たりは、ハラハラしました。

そしてラストには、イカロスの逸話のように太陽に飛び込んでいくイカリスの姿は切なくなりました。

以上が「エターナルズ」に関するキョロスケの感想となります。つらつらと拙い感想記事を紹介させていただきましたが、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

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