映画の感想

【感想】映画「ルパンの娘 劇場版」生みの親より育ての親なのです

こんにちわ、キョロスケです。週末は映画館に通い、週に2、3本のペースで新作映画を鑑賞することを趣味としている会社員です。

今回は、横関大さんの人気小説「ルパンの娘」(講談社文庫刊)をドラマ化した作品の劇場版に関する感想です。

私は、小説、ドラマ版ともに未見でしたが、映画「翔んで埼玉」の武内英樹監督と脚本家・徳永友一さんがタッグを組んで作製された作品ということもあり、非常にハチャメチャで独特な作品でした。

記事の前半は、あらすじ、登場人物や見所などを記載しました。

後半は、本作の感想を記載しています(感想は、ネタバレを含む場合がありますので、ネタバレNGの方はご注意下さい)。

あらすじ/STORY

代々泥棒一家“Lの一族”の娘として生まれた三雲華は、家業を継ぐことを拒み、普通の人生を求め、図書館司書として働いていた。

運命的な出会いから代々警察一家の息子・桜庭和馬と許されざる恋に落ちた華は、いくつもの障害を乗り越えて、和馬と結ばれる。

全国に指名手配されていたLの一族を表向きには死んだことにしているため、2人の結婚は事実婚。

和馬は職場では独身としてふるまい、華の存在はないことにされていた。それでも2人は、最愛の娘・杏を授かり、幸せな毎日を送っていた。

そんなある日、華の父・尊が泥棒引退を宣言。これまで迷惑をかけたお詫びにと、華と和馬にちょっと遅めの新婚旅行をプレゼントする。

親子水入らずでディーベンブルク王国観光を満喫していると、そこにはLの一族が!?

実は尊はこの国で、Lの一族最後の大仕事を計画していたのだった。

まさかの展開にあきれる華。しかしその夜、杏が謎の集団にさらわれ、引き換えにこの国に眠る伝説の王冠を要求される。

二度と着ないつもりだった泥棒スーツに再び身を包んだ華は、尊、母・悦子、祖母・マツら一族と共に、王冠が眠る難航不落の城に忍び込むが、そこに謎の敵“JOKER”が立ちはだかる。

すべてはLの一族絶滅のための罠だったのだ…!和馬も人質に捕られ、事態はどんどん予測不可能な展開に。

華は盗まれた愛する家族を救えるのか?そして、ついにその姿を現したもう一人のLの一族・三雲玲。

一族を離れ普通の生活を送っていたが、ある出来事で死んだとされていた玲が再び華たちの前に現れた目的とは!?

Lの一族、三雲玲、そして三雲華。すべての真相には、決して盗み出せない家族の絆があった――。

その結末に、あなたも心を奪われる―。

(HP(https://lupin-no-musume-movie.com)より抜粋 ©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会)
予告編( YouTube)

登場人物/キャスト/CAST 深田さんを筆頭に豪華キャストでした

三雲 華(深田恭子):泥棒一家“Lの一族”の娘。泥棒家業を継ぐことを拒否し、普通の暮らしを夢見るも毎回巻き込まれてしまう。泥棒スーツを着ると覚醒。警察官の和馬と幾多の困難を乗り越え結婚し、愛娘・杏と3人で憧れていた平和な暮らしを始めるも、父・尊から自分の出生にまつわる“ある秘密”を伝えられ…

桜庭和馬(瀬戸康史):先祖代々警察官を輩出する桜庭家の長男。正義感に溢れ、まっすぐな性格と優秀な観察眼で犯人を追い詰めるもあと一歩のところでいつも敵に捕まってしまう、“捕まり癖”のある刑事。苦心の末両親の説得に成功し、愛する華と幸せな結婚生活を送るも、Lの一族との繋がりを公安に監視されるなど不安は絶えない。

三雲尊(渡部篤郎):華の父。美術品専門のダンディな泥棒。リーダーシップ、計画力、実行力を兼ね備える三雲家のブレーン。かつては華に一族を継いで欲しいと、警察官である和馬との恋に断固反対していたが、今は華の幸せを一番に願っている。家族に秘密で美雲と協力し、もう一人のLの一族・玲を追う。ある事件をきっかけに“泥棒引退”を宣言するも…

三雲悦子(小沢真珠):華の母。宝飾品を専門とし、いつも派手な服に身を包んでいる。美の追求に貪欲で年齢を感じさせない、妖艶な美魔女。尊と毎日バカップルのようにじゃれ合う。

三雲杏(小畑乃々):華と和馬の娘。華が杏には泥棒をさせまいと育てたため、普段は優しく穏やかな性格だが、全集中すると覚醒。一族最強の戦闘能力を発揮する。

三雲渉(栗原類):華の兄。あらゆる情報を“盗み出す”天才ハッカー。美雲に恋をして引きこもりを卒業。発明の能力も高く、現在は、前代未聞のとある発明品を完成させるべく奮闘中。

三雲マツ(どんぐり/竹原芳子):華の祖母。どんな鍵もお茶の子さいさいに開ける伝説の鍵師。家族で唯一関西弁を話し、天真爛漫で底抜けに明るい。「定吉!」と叫ぶ突きで悪党を倒す必殺技を持つ。

北条美雲(橋本環奈):名探偵一家・北条家の令嬢。Lの一族が祖父を死に追いやり、北条家を没落させたと思い、正体を突き止めるべく警視庁に入り和馬の部下となる。次第に華たちが復讐の相手ではないと分かり、今ではもう一人のLの一族の真相を尊と協力して追っている。渉に命を救われるも恋愛対象としては見ていなかったが…

三雲玲(観月ありさ):もう一人のLの一族であり、尊の妹。非凡な泥棒センスを持つも、一族とは離れて普通の暮らしをしていた。しかし、“ある事件”をきっかけに行方をくらまし、死んだこととされていた。再び一族の前に姿を現すが、その理由は定かではない。

月島俊哉(岡田義徳):大道芸人。華たちLの一族との関係性などすべてが謎に包まれている。

(HP(https://lupin-no-musume-movie.com)より抜粋)

作品の見どころ

  • 三雲一家の活躍

主人公の華をはじめ、三雲一家がスクリーンを通して大活躍するのが本作の見所です。

特に、泥棒スーツで身を包んだ深田さんの活躍をスクリーンの大画面で拝めるのは、映画ならではですね。

また、作中に登場する洋風のお城への潜入シーンも力が入っていると思いました。

感想(以下、「ネタバレ注意」)生みの親より育ての親

華の本当の両親

本作で登場する三雲玲が華の実の母親であり、その夫の月島が過去に他界していたことが判明します。

渉の作製したタイムマシンにより、過去を改変しようとすることで、華は愛する家族や育ての親と離別するかもしれない状況になります。

しかし、改変後の過去においても月島が結局他界してしまい、玲の未来は変わらないという結末でしたね。

最後に、和馬が過去から持ち帰った月島の持ち物を玲に渡すことで、彼女に救いがありました。

この辺りは、感動のシーンなのですが、前半から中盤にかけてハチャメチャで唐突な展開のてんこ盛りだったので、私は終始置いてけぼり状態だったので、あまり感情移入できませんでした。

渉の発明品

光学迷彩と惚れ薬は、画期的で組み合わせとして男のロマンを感じました。

唐突なミュージカル

作品冒頭でマツから警告があった上でも面喰らう演出?でしたが、「翔んで埼玉」の武内英樹監督だから仕方がないと納得してしまいました。

個人的な感想ですが、笑いと感動、謎解きの要素がごった煮となっていて、映画としては楽しめなかったです。

ドラマ版や小説を事前に見ておくべきだったかもしれません。

以上が「ルパンの娘 劇場版」に関するキョロスケの感想となります。つらつらと拙い感想記事を紹介させていただきましたが、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

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