こんにちわ、キョロスケです。週末は映画館に通い、週に2、3本のペースで新作映画を鑑賞することを趣味としている会社員です。
今回は、持ち主の趣味嗜好を基にベストフレンドとして振る舞うデバイスBボットが販売された世界を描いた作品「ロン 僕のポンコツ・ボット」(吹き替え版)の感想です。
「ロン 僕のポンコツ・ボット」では、友達のいないバーニーとオンライン接続できないポンコツBボットのロンとの出会い、本当の友達・友情を作り上げていきます。
物語の途中までのバーニーとロンのコミカルな掛け合いを経て、終盤で本当の友達となる流れは鳥肌が立つほど感動しました。
記事の前半は、あらすじ、登場人物や見所などを記載しました。
後半は、本作の感想を記載しています(感想は、ネタバレを含む場合がありますので、ネタバレNGの方はご注意下さい)。
あらすじ/STORY「友達ってどこに落ちてる?」
最新式ロボット型デバイス<Bボット> ―それは、スマホよりハイテクなデジタル機能に加えて、持ち主にピッタリな友達まで見つけてくれる夢のようなデバイス!
そんな<Bボット>で誰もが仲間と繋がる世界で、友達のいない少年バーニーの元に届いたのはオンライン接続もできないポンコツボットのロンだった。
出会うはずのなかった1人と1体が‟本当の「友情」“を探すハートウォーミング・アドベンチャーが今、始まる―
(HPより抜粋(https://www.20thcenturystudios.jp/movies/ron)
©2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.)
登場人物/キャスト/CAST 「僕をバブルネットに繋いで」
ロン:バーニーの元に届いたBボット。しかしオンライン接続が出来ないため、アプリや他のボットとも繋がれないポンコツボット。
バーニー:幼い頃に母親を亡くした上、6歳の誕生日パーティーでのハプニングで友達とも疎遠になってしまった男の子。
マーク:Bボットの生みの親であるバブル社のエンジニア。
アンドリュー:マークと共にバブル社を立ち上げた。Bボットを使って大きく儲けようと野心に溢れている。
作品の見どころ「ノープロブレム」
- マイペースでヘンテコだけど、どこか憎めなないロン
「ロン 僕のポンコツ・ボット」の一番の見所は、やはり可愛らしいBボットのロンが自由気ままに動き回るところです。
ロンに振り回され、ご機嫌斜めなバーニーの様子も一向に介さないロンの予測不能な動きはとても可愛いいです。
ロンは、他のBボットと異なり何かしらの不具合を抱えているため、その破茶滅茶な動きやリアクションにはどこかサイコパスめいたものを感じます。
しかし、それをも上回るロンのお茶目っぷりは、すごく面白かったです。
感想(以下、「ネタバレ注意」)「繋がるベストフレンド」
同じ台詞なのに意味合いが全く異なるロンの台詞に鳥肌
ロンは、ショップへ入荷される前に傷ついたためか分からないが、オンラインに接続出来ない欠陥を持ってバーニーと出会います。
そのため、他のBボットと異なり様々なアプリのダウンロードや別のBボットとの接続が出来ません。
それを知ってか知らずか、ロンは呑気にバーニーにバブルネットへの接続をお願いします。
「僕をバブルネットに繋いで。」
また作中で、バーニーの幼友達からBボットの役目は持ち主の友達をつくることだと教えられたロンは、バーニーの友達作りを行います。
「僕は友達をつくる」
これらの台詞が物語の後半のサーバー室で再度出てくるシーンは、同じ台詞なのに意味合いが全く異なっていて、観ていて鳥肌が立つほど興奮しました。
このシーンでロンは、Bボットを彼らの持ち主の本当の友達にするという意味で「友達をつくる」というセリフをバーニーに伝えます。
この展開、ドラえもん劇場版の鉄人兵団のリルルが自らの命と引き換えに行った行動に通じるものがあり、目頭が熱くなりました。
こういうベタな展開は、好みなので、すごく良かったです。
©2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
本当の友達とは何なのか?
ロンとバーニーの機転により、バブル社アンドリューのビジネスモデルは崩れ去り、Bボットの営業活動から子供達は解放されます。
そして、ロンのように気まぐれに動き回るようになったBボットと子供達が楽しく遊ぶようになって物語は終わります。
ハッピーエンドなのですが、子供達の友達を装いながらお金を使わせるように誘導するBボットが、持ち主のペットのような位置付けになります。
例えば、子供達とBボットは、これから共に生活を共にして「アワーフレンド」の二人のような関係にまで高まるのだろうか?
こればっかりは、人それぞれなので、明確な答えが出るものではありませんが、改めて本当の友達って何なのだろうなと思いました。
以上が「ロン 僕のポンコツ・ボット」に関するキョロスケの感想となります。つらつらと拙い感想記事を紹介させていただきましたが、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。