こんにちわ、キョロスケです。週末は映画館に通い、週に2、3本のペースで新作映画を鑑賞することを趣味としている会社員です。
僕は毎週映画を観に行くのと同じくらい、漫画雑誌を読みます。
昔から、少年ジャンプ、少年マガジンやヤングジャンプを読んでいます。
ビッグコミックスピリッツは、たまに読むくらいなのです。
残念ながら絵柄があまり好みじゃないので、こちらで連載中の「土竜の唄」はほぼ読んでいないです。
しかし、シリーズ累計発行部数が950万部を突破するなど人気の漫画となっています。
今回は、そのコミックスの映画化3作目となる「土竜の唄 FINAL」の感想となります。
記事の前半は、あらすじ、登場人物や見所など、後半は、本作の感想を記載しています(感想は、ネタバレを含む場合がありますので、ネタバレNGの方はご注意下さい)。
あらすじ/STORY
警察学校創立以来、最低の成績で卒業。始末書枚数、ぶっちぎりのワーストワン。
ちょっぴりスケベだがまっすぐで熱すぎる警察官・菊川玲二(生田斗真)がある日突然、潜入捜査官“モグラ”に任命!
日本最凶のヤクザの組織に潜り、トップの轟周宝を挙げる事を命じられる。
潜るところまで潜った玲二の最後の任務は、過去最大の取引額6000億円の麻薬密輸阻止! 最大のヤマ場の舞台は、“海上の楽園”こと超豪華客船!!
そして、現れた最強にして最凶の敵・ラスボスの長男、烈雄!!!
謎のフェロモン美女・沙門にハメられ、恋人・純奈との愛の修羅場も訪れ、モグラ史上最悪の危機が襲うなか、果たして玲二は轟周宝をブタ箱に入れ、“キング オブ 土竜”となることができるのか!?
そして、魂の兄弟、不死蝶・パピヨンとの関係は!!?
(公式サイト(https://mogura-final.jp/)より引用 ©2021「土竜の唄」製作委員会 ©高橋のぼる・小学館)
登場人物/キャスト/CAST
菊川玲二(生田斗真):潜入捜査官<通称:モグラ>。元交番勤務のダメ警察官。数寄矢会会長・轟周宝を挙げるためにモグラとなったものの、まさかの最終ターゲットである轟周宝を守るボディーガードに任命され、キケンな潜入捜査を続行! 現在、国際指名手配中。
日浦匡也(堤真一):数寄矢会日浦組の組長で玲二の兄弟分。通称「クレイジーパピヨン」。ケンカが強くて女にモテる、麻薬嫌いの任侠の漢。蝶が好き。
若木純奈(仲里依紗):谷袋警察署交通課婦警、そして玲二の最愛の恋人。とあることから玲二と愛の大修羅場を迎える。
轟烈雄(鈴木亮平):轟周宝の息子であり後継者。世界各国のマフィアから悪の帝王学を学んだ百戦錬磨の百獣の王。
沙門夕磨(滝沢カレン):通称「サーモン」。警視庁組織犯罪対策部長。轟周宝逮捕の指揮をとるキラッキラな美女。実は酒見の娘。
猫沢一誠(岡村隆史):久々の登場! 玲二の敵か? 味方か?数寄矢会と対立する関西系ヤクザの元若頭補佐。ダイヤモンド差し歯をしていて口癖が「ニャー」。
胡蜂(菜々緒):女殺し屋。美しい蹴り技と電撃ムチを武器に、香港で散々な目に遭わされた玲二への復讐をうかがう。
轟周宝(岩城滉一):日本一凶暴なヤクザ・数寄矢会のドン。玲二が狙う最終目標の大悪党。冷徹なラスボス。
(公式サイト(https://mogura-final.jp/)より引用 ©2021「土竜の唄」製作委員会 ©高橋のぼる・小学館)
作品の見どころ シリーズの良さを残しつつ完結編へ
相変わらず生田斗真さんが体を張ります
シリーズ1作目から車上で全裸と体を貼り続けてきた、生田斗真さんが今回も作品冒頭から体を張っています。
そして、彼をサポートするジャスティストリオのメンバーも銭湯で菊川と一緒にほぼ全裸です。
そんな本シリーズ特有のノリは今回も健在です。
また男性陣だけでなく、女性陣も仲里依紗さん、滝沢カレンさんが放送ギリギリのラインを攻めて来るので、ムフフなシーンも注目です。
悪人顔が板についてきた鈴木亮平さん
本作のラスボスである轟周宝の息子として登場する烈雄を鈴木亮平さんが演じます。
鈴木さんは、最近上映された「狐狼の血 LEVEL2」(2021)でも暴走する狂気を纏ったヤクザ上林を演じられていました。
本作も百獣の王として不遜な烈雄を憎々しげな感じで演じています。
「燃えよ剣」(2021)で人の良さそうな近藤勇を演じた鈴木さんも良いですが、血も涙もない悪人顔が板についてきた本作の演技も注目です。
感想(以下、「ネタバレ注意」)
あらすじから全力
シリーズ未見者でも本作に入れるよう、これまでのあらすじを前作から引用しつつ、テンポよく説明している辺りは、久しぶりに本シリーズを観る僕にとってもありがたかったです。
また、単なるあらすじに終わらないよう演出が凝っていて好きです。
菊川と純奈との修羅場
せっかくのいい雰囲気となった二人が一転修羅場へと直行するシーン、仲里依紗さんの迫真の演技がツボで良かったです。終始笑いを堪えるのが大変でした。
現代のヤクザ
最近は「すばらしき世界」(2021)や「ヤクザと家族」(2021)の作品のように、反社の人間の中には、生きて行くのも大変となってきた状況を伝えるものが増えてきました。
本作でもヤクザである数寄矢会も、日々のお金を稼ぐのが困難な時代になってきていると周宝のセリフがありますが、あんまり説得力が無かったですね。
使い捨ての駒にされた猫沢の方が、まだ説得力がありました。
あと、「土竜の唄」シリーズはエンタメに全力で、主人公格の菊川や日浦は、そんな困難な状況とは無縁のキャラクラーなので、このメッセージが本作に入ってくるのは、少し違和感を感じました。
以上が「土竜の唄 FINAL」に関するキョロスケの感想となります。つらつらと拙い感想記事を紹介させていただきましたが、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。