こんにちわ、キョロスケです。週末は映画館に通い、週に2、3本のペースで新作映画を鑑賞することを趣味としている会社員です。
最近はTVドラマを見る時間を作れていないのですが、好きなTVドラマの中に「リッチマン、プアウーマン」(2012)があります。
小栗旬さんと石原さとみさんが演じる二人の男女のシンデレラストーリーです。本作にはアーティストのmiwaさんが歌う「ヒカリへ」が主題歌に使われていて、すごく印象に残っています。
また、ドラマでは井浦新さんが天才社長を支えるパートナーであり理解者を演じていて、こちらも印象に残っています。
今回は、そんな印象に残っていた方達も参加されているアニメ「神在月のこども」の感想です。
記事の前半は、あらすじ、登場人物や見所など、後半は、本作の感想を記載しています(感想は、ネタバレを含む場合がありますので、ネタバレNGの方はご注意下さい)。
あらすじ/STORY
少女の名は、カンナ。
母を亡くし、大好きだった”走ること”と向き合えなくなったこども。
そんな少女が、在る月、絶望の淵に母の形見に触れたことで、歯車が廻りはじめる。
現れたのは神の使いの、うさぎ。出雲までの旅にカンナを誘う。
少女は問う「本当に、お母さんに会えるの?」
白兎は答える「ご縁が、あれば。」
行く手を阻むのは、鬼の子孫、夜叉。
行く先で出あうのは、大小様々な八百万の神々。
神無月と書き、全国から神々が姿を消す月を神在月と呼び、神々を迎えてまつる神話の地。
島根・出雲、この島国の根と読む場所へ、自分を信じて駆ける少女のものがたり。
(公式サイト(https://kamiari-kodomo.jp)より引用 ©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会)
登場人物/キャスト/CAST
葉山カンナ(CV蒔田彩珠):一年前に母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなってしまった12才の少女。根明でクラスのムードメーカーで男勝りな一面は母譲り。
夜叉(CV入野自由):出雲へと向かうカンナの前に立ちはだかる鬼の少年。12〜15才ほどの見た目だが、実年齢は不明。先祖が太古にもった因縁で、出雲を目指すカンナを阻む。
シロ(CV坂本真綾):神々より遣わされ、神域へカンナを誘いに現れた神使の兎。因幡の白兎の子孫として出雲へ導く。ナビゲート&タイムキーパーとして旅路をリードするが…。
(公式サイト(https://kamiari-kodomo.jp)より引用 ©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会)
作品の見どころ キャストの配置にもこだわっています
心の傷を抱えた少女
主人公のカンナは一年前に母親を失っています。しかもその原因が自分と自分の好きな走ることにあると思っているため、父親にも素直になれない状態です。
そんな少女が、母を追い求めつつ、前に向かい走り始める成長の様子が見どころです。
日本各地を巡るカンナ
カンナは出雲に向かいつつ、日本各地の神社を巡ります。
各地の神社の描写などが丁寧なので聖地巡りも楽しめる内容になっていますので、その辺りも注目です。
こだわりのキャスト
本作では、カンナが各地の神様に出会いながら、東京から出雲に向かいます。
各地の神社でカンナは、神様と出会います。そのため、各地の神様の声を宿すキャストが採用されています。
そのため、「神在月のこども」では現実世界に住む登場人物と神(ファンタジー)の世界に住む登場人物のキャストを明確に分けており、こだわっているなぁと感じました。
特にカンナの両親を演じた柴咲コウさん、井浦新さんはそれぞれ優しく魅力的な母と父を演じていますので注目です。
力強い主題歌
「神在月のこども」の主題歌には、miwaさんが歌う「神無-KANNA-」が使われていますが、これが、カンナが本作を通して立ち上がり、また前に進もうとする姿勢とマッチしていてすごく良かったので、是非劇場の音響設備で聴いてもらいたいです。
感想(以下、「ネタバレ注意」)
「神在月のこども」のカンナは、過去に母親を亡くし、大好きな走ることが出来なくなっています。
そして、本作をとおして、自分の大好きな事を再発見し、また走りだすという前向きな作品でした。
これは今年上映された「竜とそばかすの姫」(2021)にも共通したテーマを扱っています。
そばかすの姫ではネット世界を舞台に女子高生の鈴が大好きだった歌を取り戻す話でした。
どちらも前を向ける作品という事で、観ていて勇気付けられる作品でしたね。
一方、「神在月のこども」では小学生のカンナが東京から出雲へと1日で走り抜く必要があるため、神様の力を借りるというファンタジー要素が盛り込まれていて面白かったです。
また、ファンタジー要素も日本を舞台としていて、和風ファンタジー版「竜とそばかすの姫」となっていますが、逆に日本人が見る分には、とっつき易い世界観だと思いました。
以上が「神在月のこども」に関するキョロスケの感想となります。つらつらと拙い感想記事を紹介させていただきましたが、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。