こんにちわ、キョロスケです。週末は映画館に通い、週に2、3本のペースで新作映画を鑑賞することを趣味としている会社員です。
今回は、殺人犯が現れるとの密告から警察官らがホテルスタッフなどに扮装し、密告文に記載されていたホテルに張り込み、宿泊客の中から殺人犯を探します。
ここまでの前作の「マスカレード・ホテル」と同様の展開です。しかし、本作では容疑者の現れると予告された日時はホテルにて500人もの参加者が仮装するパーティが催される日でした。
著名なミステリー作家である東野圭吾さんが描く「マスカレード」シリーズの実写化第二弾となります。前作同様、刑事の新田とホテルマンの山岸のコンビを木村拓哉さん、長澤まさみさんが演じます。
(原作ホームページ(http://renzaburo.jp/masquerade/))
二人は無事に容疑者を発見し、犯罪を未然に防止できるのでしょうか。
私も原作未読ですが、展開される話の中で一緒に容疑者を探してみましたが、秀逸なミスリードにしっかりと騙され、これまた前作同様にしてやられてしまいました。
では、本作の見所や感想をお伝えしたいと思います(感想については、既に本作を視聴されている方と感想を共有したいため、ネタバレを含みますので、未視聴でネタバレはNGの方はご注意下さい)。
(公式ホームページ(https://masquerade-night.jp))
あらすじ(未視聴者向け)
まず、本作のあらすじを簡単に紹介します。
ある日、女性が自室にて殺人されるという事件が発生します。
この事件に関して、匿名の密告が捜査本部に届きます。
内容は、殺人事件の犯人が大晦日にとあるホテルに現れるというものでした。
こうして、前作同様「ホテル・コルテシア東京」に舞台がうつります。
捜査陣は、ホテルスタッフらに扮装し、潜入捜査を開始します。一方、ホテル従業員らは、大晦日ということもあり、接客やイベント準備などで大わらわです。
刑事の新田とホテルのコンシェルジュとなった山岸は、互いに仕事に対する信念から度々対立しながら捜査、接客を進めていきます。
そして、そういった事態になっていることは知らずに、クセの強い宿泊客が次々とホテルに現れてくるのでした。
そんな中で、新田ら捜査官達は、500人の宿泊客から容疑者を探していく様子を描いたミステリー作品となります。
登場人物
本作の主な登場人物達です。本作も、豪華で多数なキャスト陣です。
新田浩介(木村拓哉):刑事であり、人を見抜く天才。木村さん演じる新田は相変わらず、格好いいです。
山岸尚美(長澤まさみ):コルテシア東京のコンシェルジュ。ホテル宿泊客に最上の時間を提供することを心掛けており、全ての宿泊客を疑う姿勢の新田と今作でも対立しつつ、捜査に協力する。
能勢(小日向文世):柔軟な思考、多角的な視野を持つ刑事。今作も新田と協力し、事件の真相に迫っていく。
本宮(梶原善):宿泊客に扮した刑事。ホテル内での潜入捜査が中々進まないことに苛立ち、やや強引に捜査を進めてしまう。
奥田真由美(中村アン):ダンスイントラクター。作品冒頭のダンスシーンは必見です。
氏原祐作(石黒賢):コンシェルジュとなった山岸に代わり、コルテシアのフロントクラークを務める。捜査官達だけでなく、とある事情により山岸とも敵対的な状況。
日下部篤哉(沢村一樹):度々、山岸に無理難題を持ち込むクセの強い、宿泊客。
曽根昌明(勝村政信):家族とともに訪れるが、別の目的でコルテシアを利用している常連。
曽根万智子(木村佳乃):家族とともに訪れた宿泊客。
狩野妙子(凰稀かなめ):宿泊客。日下部に対して思うところがあり、山岸に難題を相談する。
中根緑(麻生久美子):宿泊客。夫が遅れてくるらしいが、中々その姿を見せない。
貝塚由里(高岡早紀):万智子の親友。曽根達とは別にホテルに訪れた宿泊客。
浦辺幹夫(博多華丸):宿泊客だが、イベントであるマスカレードナイトに参加しないなど、不審な挙動が目立つ。
尾崎(篠井英介):管理官。稲垣とともに捜査陣の指揮を執る。
稲垣(渡部篤郎):刑事。稲垣達の直属の上司。
藤木(石橋凌):コルテシアの総支配人。優秀なスタッフを異動させる話がきており、山岸か氏原のどちらかを推薦する予定。
作品の見どころ
本作は、ミステリー作品でもあるので、数多くの宿泊客に紛れた犯人を新田達とともに探してみるのも一興です。
また、豪華キャスト陣が演じるクセの強い宿泊客がホテルに持ちかける無理難題な相談を山岸・新田のコンビがどのように解決していくのかも観ていて楽しいと思います。
それらの無理難題を解決しつつ、互いの信念から対立する二人ですが、最終的な目標が共通していることを互いに感じ取り、よりバディとしての絆が深まっていく様も見所です。
話の時期的には年末とかに友達や恋人と一緒に観て、楽しめる作品になっていると思います。
感想(以下、既視聴者向け「ネタバレ注意」)
さて、上記の特徴を持った本作「マスカレードナイト」ですが、視聴された皆さんはどんな感想を持ったでしょうか。
あらすじでも述べたように数多くの宿泊客がもたらす無理難題を新田・山岸のコンビが解決していく本作、ドラマで放映した方が、各宿泊客とのエピソードをより掘り下げることが出来て楽しめるんじゃないかと個人的には前作を観た時と同様の感想を持ちました。
さて、本作の大きな謎である「密告者は誰だったのか?」「犯人は誰だったのか?」について、私の負け惜しみですが、作品冒頭の事件現場の発見者は、望遠カメラをプレゼントしたとのくだりから曽根の息子だろうなとは想像していました。
ただ、その後、万智子と由里が手を組み、犯人と取引にまで至ったのは想像できなかったですね(終盤の取引に向けて動き出す辺りで、宿泊客の誰と取引するんだろうと混乱していました)。
犯人については、被害者の女性二人とも恋人がいるにはいたが、どちらも部屋に入ったことがないと、別のパートナーがいるにもかかわらず、該当する男性の影が全くみられないと散々念押しされるので、性別的には女性なんだろうなぁと中盤からぼんやり思っていました。
それが亡き夫の誕生日を祝い、もう自分は一人なんだと涙を流した中根だったなんて、びっくりです。
しっかり、あのエピソードで容疑者から外してしまいました。
中根の思惑どおりミスリードされてしまいました。
しかし、タネを明かされてしまえば、確かにそうなるなぁと納得できてしまいます。皆さんは、見事看破できましたか?
ちなみに、日下部が山岸、氏原を試験するために潜り込んでいたホテル側の潜入試験官だったのは、さすがに私も看破出来ましたよ(看破できなかった人の方が少ないかもしれませんが…)。
以上が「マスカレード・ナイト」に関するキョロスケの感想となります。つらつらと拙い感想記事を紹介させていただきましたが、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。